リゾートホテルとビジネスホテルの違いは?
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ホテル業界に就職したい学生さんの中には、リゾートホテルにするか、ビジネスホテルにするかを決めかねている人もいるでしょう。「何を基準に決めたら良いかわからない!」といった声も聞こえてきそうです。
ホテルに就職するなら、リゾートホテル・ビジネスホテルそれぞれの特徴をしっかり理解したうえで、どちらが自分に合っているか判断することが大切です。リゾートホテルとビジネスホテルの違いについて、一緒に見ていきましょう。
リゾートホテルとビジネスホテルの主な違いは3つ
そもそもリゾートホテルとビジネスホテルとでは、お客様のニーズが異なりますよね。中でも滞在目的、サービス内容、客室の3つは明確に違いがあると言えるでしょう。
滞在目的(顧客層)
リゾートホテルに滞在する目的は主にレジャーや観光、休養となり、顧客層はファミリーやカップルが中心となります。また、長期滞在の場合もリゾートホテルを選ぶ人が多いでしょう。
一方、ビジネスホテルは一泊や二泊などの短期的な滞在が中心で、顧客層はビジネスマンや都市部の観光客などが多い傾向にあります。
サービス内容
リゾートホテルにはプールや温泉、レストラン、ゴルフ場などが併設されていることが多く、ホテルに宿泊すること自体が休暇になるようなサービスが多く提供されています。子供から大人まで楽しめるよう、リラクゼーションやエンタメ性を重視していることが特徴です。
一方、ビジネスホテルでは主にビジネスパーソンをターゲットとしていることから、宴会場や会議室などの施設が備わっていることが多くあります。快適性やエンタメ性よりも、実用性や効率性を重視していることが特徴です。
客室
リゾートホテルでは非日常的な空間を提供するため、ゆったりとした客室に、室内から海や山などの景色を楽しめたり、バルコニーや個室の露天風呂があったり、滞在そのものを楽しめる設計となっているのが一般的です。
一方のビジネスホテルは短期滞在が多く、寝泊まりのみを目的としているお客様も多いため、コンパクトで機能的な客室であることが一般的です。一部の高級ビジネスホテル(シティホテル)を除いては、広さや快適性はさほど重視されていません。
接客スタイルに違いはある?
滞在目的が異なるリゾートホテルとビジネスホテルでは、接客スタイルにも大きな違いがあります。
リゾートホテルではファミリーやカップルが休暇を楽しめるよう、美味しい食事やリラクゼーションを堪能してもらうことに焦点を当てた接客スタイルとなります。お客様に喜んでもらえるイベントを企画したり、娯楽的なオプションを提供したりと、創造力を発揮する機会も多いでしょう。
一方で、ビジネスホテルのお客様は忙しいビジネスマンが中心のため、効率やスピード重視の接客が求められます。朝のチェックアウトや夕方のチェックインの時間帯は特に、正確さとスピードを両立する必要があるでしょう。
勤務環境・チームの雰囲気の違い
リゾートホテルとビジネスホテルでは職場の雰囲気も異なります。特に、住環境が職場全体の雰囲気に与える影響は大きいようです。
リゾートホテルは主に地方の観光地にあるため、住み込みの寮生活が基本です。寮生活では仕事以外の時間も同僚や上司と過ごすことになるため、家族のように温かい人間関係が生まれ、職場でも助け合いや阿吽の呼吸が生まれやすくなります。
一方、ビジネスホテルは都市部での勤務となるため、自宅から通勤することがほとんどです。仕事とプライベートをしっかり分けられるので、仕事は仕事としてきっちりこなす雰囲気が生まれやすいでしょう。
自然と共に働くことの魅力とは?
現在、都市部で暮らしている学生さんにとっては、ビジネスホテルよりもリゾートホテルの方がハードルが高く感じられるかもしれません。リゾートホテルでの暮らしは、確かに買い物が不便だったり、親元を離れて暮らさなければならなかったりと、慣れるまでは大変なこともあるでしょう。
しかし、リゾート地での暮らしは自然の豊かさや人との出会いなど、たくさんの経験や自己成長の機会を与えてくれます。
例えば、季節ごとに変わるさまざまな景色が日々の疲れを癒してくれること。同僚や先輩と寮生活を送るうちにお互いの信頼度が高まり、親密な関係を築けること。またリゾート地では、社員やお客様だけでなく全国から集まるスタッフと交流する機会もあるので、さまざまな出会いを経験できます。
リゾートホテルとビジネスホテルの違いを踏まえたうえで、あなたらしく働ける環境はどちらなのか、考えてみてくださいね。



